計画運休(読み)ケイカクウンキュウ

デジタル大辞泉 「計画運休」の意味・読み・例文・類語

けいかく‐うんきゅう〔ケイクワクウンキウ〕【計画運休】

交通機関が、台風接近などに際して、被害最小限にするために、事前に予告して運行をとりやめること。

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知恵蔵mini 「計画運休」の解説

計画運休

鉄道などの公共交通機関が、悪天候で運行への影響が予測される場合に、あらかじめ告知した上で運休を行うこと。JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)が2014年10月、台風19号の接近に備え、公共交通機関で初めて大規模に実施した。18年9月の台風21号発生時には、私鉄の南海電鉄(南海電気鉄道株式会社)と京阪電鉄(京阪電気鉄道株式会社)が導入。同年9月から10月にかけての台風24号上陸の際には、JR東海(東海旅客鉄道株式会社)とJR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)も実施に踏み切った。異常災害が頻発する中、駅間での列車立ち往生などによる混乱防止乗客の安全確保に有効な対策として注目を集めている。

(2018-10-2)

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