計画運休(読み)ケイカクウンキュウ

デジタル大辞泉 「計画運休」の意味・読み・例文・類語

けいかく‐うんきゅう〔ケイクワクウンキウ〕【計画運休】

交通機関が、台風接近などに際して、被害最小限にするために、事前に予告して運行をとりやめること。

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共同通信ニュース用語解説 「計画運休」の解説

計画運休

台風や大雪など大荒れの天候が予想される場合、列車立ち往生乗客が危険な状態に陥ることを防ぐため、鉄道各社が事前告知した上で、計画に基づいて運休すること。近年、激しい気象現象が多くなり、実施するケースが増えている。ホームページや交流サイト(SNS)を通じた適切な情報提供の方法などが、各社の課題となっている。国土交通省が2019年にまとめた指針では、運休が発生する48時間前に「可能性」、24時間前に「詳しい計画」を公表するのが望ましいとしている。

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知恵蔵mini 「計画運休」の解説

計画運休

鉄道などの公共交通機関が、悪天候で運行への影響が予測される場合に、あらかじめ告知した上で運休を行うこと。JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)が2014年10月、台風19号の接近に備え、公共交通機関で初めて大規模に実施した。18年9月の台風21号発生時には、私鉄の南海電鉄(南海電気鉄道株式会社)と京阪電鉄(京阪電気鉄道株式会社)が導入。同年9月から10月にかけての台風24号上陸の際には、JR東海(東海旅客鉄道株式会社)とJR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)も実施に踏み切った。異常災害が頻発する中、駅間での列車の立ち往生などによる混乱防止や乗客の安全確保に有効な対策として注目を集めている。

(2018-10-2)

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