部分(読み)ブブン

精選版 日本国語大辞典 「部分」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐ぶん【部分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 全体をいくつかに分けること。
    1. [初出の実例]「そんぢゃうそれは校尉となれ、そんぢゃうそれは候となれ、誰某は司馬となれとて、部分してわけ定むるを部署と云ぞ」(出典:史記抄(1477)六)
  3. 全体をいくつかに小分けしたものの一つ。また、その一つ一つ
    1. [初出の実例]「此とき只地球に対せる、部分の光を、見るゆゑに、半月弦月の、区別あり」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉四)
    2. [その他の文献]〔蕭穎士‐為邵翼上張兵部書〕

ぶ‐わけ【部分】

  1. 〘 名詞 〙 雑多のものを種類性質などによっていくつかに分類すること。
    1. [初出の実例]「部分 ブワケ」(出典:運歩色葉集(1548))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「部分」の読み・字形・画数・意味

【部分】ぶぶん

わける。部署する。〔後漢書、馮異伝〕邯鄲(かんたん)を破るにんで、乃ち(あらた)めて將を部し、各配隷り。軍士皆大樹將軍に屬せんことを願ふ。光武、此れを以て之れを多とす。

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