首相官邸(読み)シュショウカンテイ

デジタル大辞泉 「首相官邸」の意味・読み・例文・類語

しゅしょう‐かんてい〔シユシヤウクワンテイ〕【首相官邸】

東京都千代田区永田町にある、内閣総理大臣首相)および内閣官房長官執務を行うための建物閣議をはじめ、安全保障会議国家戦略室行政刷新会議など国政上重要な会議が多く開催される。

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共同通信ニュース用語解説 「首相官邸」の解説

首相官邸

東京・永田町にある首相が執務する拠点地下1階、地上5階建てで縦約90メートル、横約50メートル、高さ約35メートルの直方体外観防弾ガラスで覆った「ガラス張り」が特徴。首相や官房長官、官房副長官の執務室は5階にあり、4階に閣議室や首相補佐官室、1階は記者会見場などの広報フロアで、地下には危機管理センターが置かれている。73年ぶりの建て替えを経て2002年4月にオープンした。旧官邸は南に移し、首相の住居となる公邸として使われている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「首相官邸」の意味・わかりやすい解説

首相官邸
しゅしょうかんてい

内閣総理大臣の執務のための建物。東京都千代田区永田町にあり,国会議事堂南西に位置する。敷地は旧鍋島侯爵邸跡地の一部があてられ,面積約 4万6000m2。建物は地上 5階,地下 1階建ての鉄筋コンクリート造延べ床面積約 2万5000m2。2002年4月供用開始。1階に首相や内閣官房長官が記者会見を行なう記者会見室,4階に閣僚の集合場所となる閣僚応接室,閣議を行なう閣議室,首脳会談などに使われる特別応接室,5階に首相執務室,首相応接室,官房長官室などがあることから,首相官邸はしばしば内閣官房をさすことばとして用いられる。1929年に建てられた旧首相官邸は,老朽化が進んだため 1987年に中曽根康弘内閣により建て替えが閣議決定された。旧官邸は 50m南に移築され,改修工事を経て,2005年から首相の私生活に供する首相公邸として使われている。

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