《アルト・ラプソディ》(読み)あるとらぷそでぃ

世界大百科事典(旧版)内の《アルト・ラプソディ》の言及

【ブラームス】より

…彼はこの曲の成功に力を得て《ラプソディ》(1869。アルト独唱,男声4部,管弦楽という編成から《アルト・ラプソディ》と通称される),《運命の歌》(1871)などの壮大な合唱曲を次々に完成する。 72‐75年ウィーン楽友協会の芸術監督として同協会の管弦楽団と合唱団を指揮し,自作の発表のみならず当時まだ一般に知られていないバロック音楽の紹介に貢献した。…

【ラプソディ】より

…そのうちの数曲は管弦楽用に編曲され,19世紀後半以後の民族的性格の強い管弦楽用のラプソディ(ドボルジャークの《三つのスラブ狂詩曲》(1878),アルベニス(1887)やラベル(1908)の《スペイン狂詩曲》など)の創作を刺激した。なおブラームスのアルト独唱と男声合唱のための声楽曲《アルト・ラプソディ》(1869)は,ゲーテの《冬のハルツ紀行》の断片に作曲されたという点で,ラプソディの原義に近い作品である。現代ではガーシュウィンの《ラプソディ・イン・ブルー》が有名である。…

※「《アルト・ラプソディ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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