《イルクーツク物語》(読み)いるくーつくものがたり

世界大百科事典(旧版)内の《イルクーツク物語》の言及

【アルブーゾフ】より

…1930年から劇作を始め,《ターニャ》(1939初演),《暁の町》(1940初演)など,社会主義建設の中の青春像を新鮮な手法で描いた戯曲で演劇界に新風を吹き込んだ。第2次大戦後の話題作《イルクーツク物語》(1959初演)もその系列の作品。その後は中・老年層を主人公に,第2次大戦と人間の運命とのかかわり合いを書いたものが多い。…

【シーモノフ父子】より

…父のように形式主義批判に苦しむ時代は終わったのに,ワフタンゴフという天才の名を冠するロシア有数の劇場に昔日の栄光をとりもどすほどの演出作品は出していない。代表作《イルクーツク物語》(1959)。【宮沢 俊一】。…

※「《イルクーツク物語》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」