《オットー3世の福音書》(読み)おっとーさんせいのふくいんしょ

世界大百科事典(旧版)内の《オットー3世の福音書》の言及

【オットー美術】より

…このほか,ケルン,トリール,レーゲンスブルクなどにそれぞれの特徴をもつ画派が生まれた。とくにライヘナウ修道院は,この時期の写本画芸術の頂点をなす《オットー3世の福音書》《ハインリヒ2世の聖書抄本》などを生み,これらの図像は緊張感と明晰さにあふれ,太い輪郭線,大きく見開かれた目などに特色を示す。建築においては,西構え(ウェストウェルクWestwerk)と二重内陣形式(東西に内陣をもつ)などカロリング建築の伝統を継承した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」