《オリンポスの果実》(読み)おりんぽすのかじつ

世界大百科事典(旧版)内の《オリンポスの果実》の言及

【田中英光】より

…35年からは兵役の期間等を除き,足かけ8年にわたって朝鮮にあり,会社勤めのかたわら朝鮮文人協会の組織にかかわった。オリンピック参加の体験を素材にした青春小説《オリンポスの果実》(1940)によって池谷信三郎賞を受ける。戦後は共産党に入党,沼津地区委員長となるが,1年ほどで離党,《地下室から》(1948)などで,戦後の革命運動を内部から批判的に告発した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」