《キルワ年代記》(読み)きるわねんだいき

世界大百科事典(旧版)内の《キルワ年代記》の言及

【キルワ[島]】より

…1823年,海図を作るために,キルワ島に停泊したイギリス海軍の帆走艦バラクーダ号の士官たちは,ここに古い壮麗な都市の廃墟を発見した。1960年代以来,大規模な考古学的発掘が行われ,中国製の陶器,中国,アラブ,ローマなどの貨幣,ガラス玉などが,石造の住居やモスクがならぶ町とともに発見され,さらに,アラビア語で書かれた《キルワ年代記》が発見されるに及んで,キルワの往時の栄華が語られはじめている。現在では,わずかのスワヒリ漁業民が住むこの島は,7,8~15世紀,南方のモノモタパ王国に産する金を積み出すソファラを支配下において,インド洋交易の西側の一大中心地として栄えた。…

※「《キルワ年代記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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