世界大百科事典(旧版)内の《トマス・神学大全注解》の言及
【カエタヌス】より
…翌年ガエタの司教となり,ハンガリーなどの各国へ使節として派遣されたり,ヘンリー8世の離婚訴訟に関与するなど,教皇顧問として活動したが,晩年は研究と著述のうちに送った。最大の著作は《トマス・神学大全注解》であるが,《トマス・有と本質について注解》《名辞の類比》も有名で,ルネサンス期スコラ学復興の中心となり,後代のトマス派に大きな影響を与えた。【稲垣 良典】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」