《パビア書》(読み)ぱびあしょ

世界大百科事典(旧版)内の《パビア書》の言及

【ランゴバルド法】より

…ところでランゴバルド法は学問的研究の加えられた唯一の部族法である。9,10世紀以来パビアの法学校でランゴバルド諸国王の法律に関する学問的取扱いがみられたが,11世紀以降にはカロリング朝およびザクセン朝下のイタリア勅令(カピトゥラリア)の解説も行われ,両者を結び合わせた包括的な法令集,いわゆる《パビア書Liber Papiensis》が11世紀前半に生み出された。パビアの法律家はローマ法大全の概略的知識を有し,《パビア書の解説Expositio ad librum papiensem》(1050か70ころ)において,ローマ法はすべての人々の一般法lex omnium generalisとしての地位を認められている。…

※「《パビア書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android