《人,中年に到る》(読み)ひとちゅうねんにいたる

世界大百科事典(旧版)内の《人,中年に到る》の言及

【中国映画】より

…だが,76年に毛沢東が死去し,〈四人組〉が失脚すると,再び隆盛を始め,83年には上海,北京,長春など11ヵ所の映画製作所で127本の長編を製作し,273億人の映画人口を数える〈映画大国〉になるに至った。〈四人組〉時代の知識人の苦悩を描いた孫羽,王啓明共同監督の《人,中年に到る》(1982),老舎の戯曲を映画化して半世紀にわたる政体や人心の移り変りを描く謝添監督《茶館》(1982)などのすぐれた作品がつくられる一方,国際映画祭への出品,香港との《少林寺》(1982),日本との《未完の対局》(1982)のような合作にのり出すなど,国外へのアピールも積極的になっている。また,〈四つの現代化〉路線を遂行するために,教育映画や科学映画の製作も活発になっている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」