《会津風土記》(読み)あいづふどき

世界大百科事典(旧版)内の《会津風土記》の言及

【新編会津風土記】より

…120巻。寛文年間に保科正之の命により撰ばれた《会津風土記》を改訂増補したもの。界域・山川・寺社・戸数等が記され,またその後失われた多くの古文書も収録されていて貴重である。…

【地誌】より

…編纂の主体からすれば幕府・藩の官撰と私撰とがあるが,幕藩制の確立期にはまず藩撰の領国地誌が成立した。1661年(寛文1)会津藩主保科正之は家老友松氏興を奉行として《会津風土記》(《新編会津風土記》)を編纂し,寛文年間(1661‐73)に完成した。水戸藩の《古今類聚常陸国誌》,磐城平(いわきたいら)藩の《磐城風土記》,貞享年間(1684‐88)には古市剛撰《前橋風土記》が成立,これらは漢文で部門別に編成,中国の《大明一統志》を模範とした儒学的色彩の濃い地誌である。…

※「《会津風土記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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