《入中論》(読み)にゅうちゅうろん

世界大百科事典(旧版)内の《入中論》の言及

【チャンドラキールティ】より

…その立場は,チベットの伝承で〈自立論証派〉と呼ばれる清弁の立場に対し,自らは主張をもたずただ対論者の主張の過失を指摘することによって空性を論証すべきことを主張し,〈帰謬論証派〉と呼ばれ,特にツォンカパにおいて絶対視された。著書に,《入中論》《中論註プラサンナパダー》(両者ともサンスクリット原典現存)の二大主著のほか,《空七十論》《六十頌如理論》《四百論》などの注釈がある。中観派【松本 史朗】。…

※「《入中論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android