《公事部類》(読み)くじぶるい

世界大百科事典(旧版)内の《公事部類》の言及

【中御門天皇】より

…その在位は将軍徳川家宣から家継を経て吉宗にわたる年代に当たり,朝幕の関係も前代にひき続き良好で,即位の翌年には幕府の奏請によって閑院宮の創立をみている。朝儀に対する関心が深く,古記録から朝儀の記事を抄出,分類した《公事部類》その他の撰著もある。また多才で,管絃,和歌,書道をよくし,ことに笛はたんのうで,その音色にはキツネも御殿のすのこ近くにやって来て,聞き入っていたという逸話も伝えられている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」