《厭(■1)太平楽記》(読み)えんしょくたいへいらくき

世界大百科事典(旧版)内の《厭(■1)太平楽記》の言及

【加藤清正】より

…翌年1月大坂・中の芝居上演の歌舞伎《けいせい遊山桜(あそやまざくら)》(辰岡万作ら作)では清正が毒殺されたとの俗説によって〈毒酒の清正〉が劇化され,のち1807年(文化4)9月大坂・大西芝居の浄瑠璃《八陣守護城(しゆごのほんじよう)》(中村漁岸ら作)にも毒酒の件がとり入れられた。これらの戯曲は《厭太平楽記(えんしよくたいへいらくき)》などの実録本に典拠を置いている。ほかにも《桃山譚(ももやまものがたり)――地震加藤》(河竹黙阿弥作),《実成龝清正伝記(みのりのあきせいしようでんき)――毒饅頭の加藤》(3世河竹新七作)などの作が明治期にも舞台化され,吉田絃二郎作《二条城の清正》(1933.10.初演)もある。…

※「《厭(■1)太平楽記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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