世界大百科事典(旧版)内の《句義法綱要》の言及
【原子論】より
…原子は直接知覚によってはとらえられぬが不変不滅のものであり,その最初の運動は人間の知りえぬある力によっておこるとした。この原子論を体系づけたのが6世紀のこの派の哲学者プラシャスタパーダで,彼はその著《句義法綱要》のなかで,実体の大きさについて原子が不可分割の最小単位で不変不滅のものであると規定し,変化し滅することのあるものはすべて2原子体dvyanukā以上のものと名づけた。そのほか運動結合の力などについては古来の説を集成したものである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」