世界大百科事典(旧版)内の《天文学要覧――その歴史と文献》の言及
【ウォルフ】より
…太陽黒点の観測を精力的に行って,1848年には現在ウォルフ黒点数といわれる黒点活動の指標を導入し,また52年には,1610年以降の太陽黒点数の極大,極小期を決定して,それが平均11.1年の周期で繰り返されることを見いだした。ウォルフは科学史,天文学史にも通暁し,多くの著述があるが,その晩年の著《天文学要覧――その歴史と文献》全2巻(1890,92)は,古代より1890年までの天文学資料集成として著名である。また56年には《チューリヒ自然科学会誌》を創刊して,その死まで編集長をつとめた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」