《天橋立図》(読み)あまのはしだてず

世界大百科事典(旧版)内の《天橋立図》の言及

【雪舟】より

…晩年には破墨,潑墨などの草体の画風も多く記録され,現実的な山水構成とともに,真行草の筆墨法についても,宋元画をよく祖述した独特の日本的典型に達したものと見られる。 1501年(文亀1)ころにもまだ旅をやめず,現地へおもむき《天橋立図》(京都国立博物館)を描くなど驚くべき生命力を発揮したが,06年(永正3)ころ,山口または石見地方で没した(1502年(文亀2)とする説もある)。弟子には雲峰等悦,秋月等観,如水宗淵らがあり,1490年(延徳2)雪舟が秋月に描き与えた自画像の模本(藤田美術館)が残る。…

※「《天橋立図》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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