《彼岸過(■1)》(読み)ひがんすぎまで

世界大百科事典(旧版)内の《彼岸過(■1)》の言及

【夏目漱石】より

…いわゆる〈修善寺の大患〉で,《思ひ出す事など》(1910‐11)はこの体験のすぐれた結晶である。この後,《彼岸過》(1912),《行人(こうじん)》(1913),《こゝろ》(1914)で人間の孤独と〈我執〉を追求する深刻な作風を示した。晩年の漱石は,自伝的小説《道草》(1915)で過去の自己を俎上に,その意味を問い,《明暗》(1916)で老練な作家的技量を駆使した最大の長編を書きすすめたが,胃潰瘍の発作のため未完のまま永眠した。…

※「《彼岸過(■1)》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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