《悪魔の恋》(読み)あくまのこい

世界大百科事典(旧版)内の《悪魔の恋》の言及

【カゾット】より

…20代初期の《猫の足》(1741),《千一無駄話》(1742)にみられた幻想的作風は,年と共に深まる神秘主義的傾向も加わり,その後の散文詩《オリビエ》(1763),《にわか貴族》(1767)などのなかでいよいよ顕著になる。代表作《悪魔の恋》(1772)は妖魔ビヨンデッタと青年騎士アルバーレの,事実か幻想か定めがたい怪奇な恋を優雅繊細な筆致で描いたもので,この小説を頂点とする一連の作品で,彼はフランス幻想文学の先駆者とみなされている。【中川 信】。…

※「《悪魔の恋》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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