《慶安太平記》(読み)けいあんたいへいき

世界大百科事典(旧版)内の《慶安太平記》の言及

【樟紀流花見幕張】より

河竹黙阿弥作。別名題《花菖蒲慶安実記(はなしようぶけいあんじつき)》《慶安太平記》。通称《丸橋忠弥》。…

【慶安事件】より

…この事件は,浪人問題の重要さを幕閣に知らしめ,浪人発生の主因である大名改易を緩めるなど,幕府の浪人政策を一変させた。また,この事件は,歌舞伎《樟紀流花見幕張(くすのきりゆうはなみのまくばり)》(《慶安太平記》)の題材となっている。【藤井 譲治】。…

【由比正雪(由井正雪)】より

…自刃後,首は塩漬とされ,7月30日駿府で獄門にかけられた。正雪や慶安事件は,のち《慶安太平記》などの素材となり,浄瑠璃や歌舞伎などに劇化された。【藤井 譲治】
[伝承と作品化]
 実録本《慶安太平記》は虚構性が強く,史実からは離れて潤色されている。…

※「《慶安太平記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」