《懐中歴》(読み)かいちゅうれき

世界大百科事典(旧版)内の《懐中歴》の言及

【掌中歴】より

…編者は算博士三善為康。もと4巻から成り,現在は1巻を伝えるのみだが,失われた巻の内容は,《掌中歴》《懐中歴》などをもとに編纂された《二中歴》に施された注記によって推定できる場合が少なくない。《続群書類従》雑部所収。…

【二中歴】より

…百科全書的な書物。平安時代末期に三善為康が編纂した百科全書《掌中歴》,および同類の《懐中歴》をもとに,《簾中抄》《函中抄》などを参照して編成された。書名は《掌中歴》《懐中歴》の2書を基礎に作られたことに由来する。…

※「《懐中歴》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」