《日本伝説名彙》(読み)にほんでんせつめいい

世界大百科事典(旧版)内の《日本伝説名彙》の言及

【伝説】より

…しかして柳田は《石神問答(いしがみもんどう)》(1910)以後,《神を助けた話》(1920),《伝説》(1940),《木思石語(もくしせきご)》(1942),さらには《神樹篇(しんじゆへん)》(1953)といったぐあいに研究を重ね,やがて〈如何に内容では縁の深いものがあらうとも,其成立ちから見て伝説はハナシで無く,その世に伝はって居るのはコトであって,コトバで無かったことを感ぜずには居られない〉(《口承文芸史考》)とする独自の見解を表明するにいたった。その方法が端的に提示されたのが《日本伝説名彙》(1950)である。すなわち,そこでは中心をなす事物によって大きく6部門が立てられた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」