《易程伝》(読み)えきていでん

世界大百科事典(旧版)内の《易程伝》の言及

【易学】より

…このような《易》解釈を漢易の〈象数易〉に対して〈義理易〉と呼ぶことがある。 宋代になると,《易》の陰陽哲学,太極論,宇宙論などが〈道学〉(新儒教)の形成に大きな影響を与えたが,易注についていえば,まず程頤(ていい)(伊川)の《易程伝》を挙げねばならない。この仕事は自己の哲学によって《易》を解釈したもので,そこには程頤晩年の深い思索の跡が刻まれており,正弼注とならぶ義理易の双璧である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」