《橋》(読み)はし

世界大百科事典(旧版)内の《橋》の言及

【クレーン】より

…その数年前に出たエリオットの《荒地》の悲観主義にあきたらず,ホイットマンの楽天主義を受けついだアメリカの一大叙事詩を書こうとして,パトロンの支援をえてキューバに出かけ,一連の美しい象徴詩風の抒情詩を書き上げた。その詩集《橋》(1930)は,彼のアメリカの夢をよく歌い上げた力作で,とくにニューヨークのブルックリン橋に寄せた美しい序詩は忘れがたい。その後は詩作上ゆきづまり,1932年の4月27日にメキシコから帰る船の上から身を投げて死んだ。…

※「《橋》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」