《海やまのあひだ》(読み)うみやまのあいだ

世界大百科事典(旧版)内の《海やまのあひだ》の言及

【折口信夫】より

…その間,〈たびごゝろもろくなり来ぬ。志摩のはて 安乗(あのり)の崎に,灯(ひ)の明り見ゆ〉(《海やまのあひだ》)という作歌を生んだ12年の志摩・熊野の旅があり,また20年の中部地方横断の旅,21,23年の南西諸島や壱岐の旅は〈ひそけさ〉を基調とする迢空短歌を確立させ,〈葛の花 踏みしだかれて,色あたらし。この山道を行きし人あり〉を含む歌集《海やまのあひだ》(1925)に結実する。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」