《海上の道》(読み)かいじょうのみち

世界大百科事典(旧版)内の《海上の道》の言及

【南西諸島】より

…また近年は航空路の重要性も増しており,97年現在大隅諸島2,奄美諸島5,沖縄諸島4,先島諸島6,大東諸島2の空港が整備されてきている。民俗学者の柳田国男はこれらの島々を,南方の文化を日本本土に伝えた〈海上の道〉と呼んだ。琉球【服部 信彦】。…

【柳田国男】より

…また日常生活の変化を世相史として把握し,生活感覚や意識を組み込んだ近代の歴史を説いた《明治大正史・世相篇》(1931),衣食住の変遷をそれを享受する人々の感覚から明らかにする《木綿以前の事》(1939)等を出した。晩年には,日本人の日本列島へ渡来してきたコースに最大の関心をよせ,南方から沖縄を経て列島に達したという主張を《海上の道》(1961)にまとめた。彼の著作の大部分は《定本柳田国男集》(全31巻,別巻5巻)に収録されている。…

※「《海上の道》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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