《熊野影向図》(読み)くまのようごうず

世界大百科事典(旧版)内の《熊野影向図》の言及

【熊野曼荼羅】より

…鎌倉末期になると,信仰の隆盛とともに曼荼羅も多様化し,本地仏を祭神に換えた垂迹神曼荼羅,さらに混合型である本迹曼荼羅と展開する。また本地仏のうち,特に本宮証誠殿の阿弥陀だけを強調して,山越阿弥陀のように描く《熊野影向(ようごう)図》(檀王法林寺)も現れ,熊野こそ阿弥陀,観音の浄土であると主張する。他方,宮曼荼羅は定型化する反面,那智滝のみを描いたものが生まれた。…

※「《熊野影向図》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android