《考へ方》(読み)かんがえかた

世界大百科事典(旧版)内の《考へ方》の言及

【受験雑誌】より

…前者の普及につれ後者の不備を補完するために現れたのが受験参考書であり,続いて受験雑誌が現れた。最初の受験雑誌は藤森良蔵と塚本哲三による《考へ方》(1917)である。創刊号は3万部,青野文魁堂と山海堂が出資して,無料で配布された。…

【受験参考書】より

…こうして,受験参考書がその形をととのえたのは1910年前後のこととみてよい。当時の代表的な受験参考書として,藤森良蔵《幾何学・考へ方と解き方》(青野文魁堂,1910),南日恒太郎《英文和訳法》(有朋堂,1914),塚本哲三《国文解釈法》(有朋堂,1916)をあげることができる。これらは当時のベストセラーになっただけでなく,何回も改訂されて,第2次大戦後の学制改革までロングセラーとして続き,受験生に大きな影響を与えた。…

※「《考へ方》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」