《花雲佐倉曙》(読み)はなのくもさくらのあけぼの

世界大百科事典(旧版)内の《花雲佐倉曙》の言及

【佐倉惣五郎】より

…主演者4世市川小団次の好演もあって評判となり,江戸近在の農民が観劇するなどの盛況で3ヵ月のロングランとなった。53年には丸本に改作され《花雲(はなのくも)佐倉曙》として上演,さらに61年(文久1)8月守田座での再演では,《田舎源氏》の筋を抜き,河竹黙阿弥の手で〈仏光寺光然の祈り―入水〉の場を加筆した。明治に入ってからの惣五郎役は3世市川九蔵(7世団蔵)が継承,自由民権運動や各地の農民運動などの動きとの関連で,講談や《佐倉宗吾一代くどき》などの歌謡が流行したことも見のがせない。…

※「《花雲佐倉曙》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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