《訓蒙図彙》(読み)きんもうずい

世界大百科事典(旧版)内の《訓蒙図彙》の言及

【百科事典】より

…また,仏教に代わって儒教が正統的な位置を確立して,世俗的なものへの関心が強くなった。17世紀の後半に編纂刊行された中村惕斎(てきさい)の《訓蒙図彙(きんもうずい)》20巻は,日本最初の挿絵入り百科事典で,太平の世の啓蒙的な事典として広く用いられ,間もなくそれに追随した《武具訓蒙図彙》《好色訓蒙図彙》《女用訓蒙図彙》などの,部門別事典が刊行された。数々の訓蒙図彙をみると,江戸時代前期の常識を知ることができる。…

※「《訓蒙図彙》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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