《鶏娘》(読み)とりむすめ

世界大百科事典(旧版)内の《鶏娘》の言及

【由良湊千軒長者】より

…安寿と対王は由良湊の三庄太夫に,北の方は佐渡に売り渡される。三庄太夫の娘おさんは父の強欲の祟りで,毎朝鶏のように時を告げるので鶏娘(とりむすめ)と呼ばれている。おさんは,安寿たちを探しにきた元吉要之助を行方不明だった実兄と知らずに恋をし,それを恥じて,父の悪業をいさめて自害する。…

※「《鶏娘》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」