《黄色い部屋》(読み)きいろいへや

世界大百科事典(旧版)内の《黄色い部屋》の言及

【推理小説】より

… これまでイギリス,アメリカを主として述べてきたのは事実優れた作品のほとんどが英語で書かれたからであるが,上にあげたスウェーデンの作品のように,他の国に傑作がないわけではない。フランスは特筆すべき存在で,19世紀のエミール・ガボリオ(1832‐73)の《ルコック探偵》(1869)ほか同じ探偵を主人公とする諸作,密室殺人の古典的傑作であるガストン・ルルー(1868‐1927)の《黄色い部屋》(1907),本格推理小説とは呼べないが数多くのトリック操作で日本にも有名なM.ルブラン(1864‐1941)の〈アルセーヌ・ルパン〉シリーズなどを生み出している。ジョルジュ・シムノン(1903‐89)の〈メグレ警部〉シリーズも忘れることができない。…

※「《黄色い部屋》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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