世界大百科事典(旧版)内のあぐら(座法)の言及
【筋肉】より
…したがって起始から停止までの間に,股関節と膝関節の二つの関節を越えるが,そのとき股関節の前面を通り,膝関節の後内側を通るから,その収縮によって股関節と膝関節を曲げ,同時に下腿を内転する。すなわち,この筋肉の収縮によって〈あぐら〉をかく姿勢となる。昔の洋服屋が仕立物をするときに,あぐらをかいて仕事をしたというが,そのときに縫工筋が働くということからその名がある。…
【ひざ(膝)】より
…日本の莫連(あばずれ女)の座り方である。日本の男子の用いる胡坐(あぐら)はもと高貴な人の座位で,胡床と呼ぶ床几(しようぎ)に“足組(あぐ)み”して座ったことに由来する。柿本人麻呂が歌を詠む際にとった歌膝は一側が胡坐で他側は立膝の姿勢だった。…
※「あぐら(座法)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」