世界大百科事典(旧版)内のおろし(気象)の言及
【風】より
…さらに,このように斜面に沿って吹く風のことを斜面風ともいう。(3)局地風 局地的な地形によって作り出される風を局地風といい,その土地固有の風で〈おろし〉〈フェーン〉〈だし〉などの名で呼ばれている。(4)竜巻 漏斗雲を伴う旋風のことで,不連続線が通過するときや雷雲が発生したとき,あるいは台風の外域などに起こりやすい。…
【太平洋側気候】より
…むしろ冬の季節風が山脈を吹き越えて乾燥し,晴天をもたらす(関東平野の〈空っ風〉が有名)。ときには〈おろし〉という寒冷な強風が吹く。夏は温暖で湿潤な気団を運ぶ小笠原高気圧の影響下にあり,梅雨や台風に直面する。…
※「おろし(気象)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」