のいね

世界大百科事典(旧版)内ののいねの言及

【陸稲】より

…しかし,焼畑農耕の衰退とともに陸稲の栽培は各地で減少の傾向を示している。日本の場合,歴史的には九州を中心に〈のいね〉と称し,陸稲がやや集中的に栽培されたが,その他の地方では陸稲が大量に栽培されることはなかったようである。雑穀焼畑【佐々木 高明】
[日本における生産と流通]
 明治初年ごろの生産は少であったが,その後漸増して1920年ごろには作付面積13万~14万ha(畑地の約5%),収穫量20万t前後(米生産量の約2%)となり,ムギ類に次ぐ主要畑作穀物となった。…

※「のいね」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」