世界大百科事典(旧版)内のアブド・アルカーディル(16世紀)の言及
【コーヒー】より
…コーヒーにたいする渇仰(かつごう)ともいうべき風潮やコーヒー店でかわされる政治談議は,為政者にとって危険な現象と映じ,コーヒー店やコーヒーの飲用に干渉,弾圧が加えられることもあった。他方,同じ16世紀中ごろイスラム教界の長老アブド・アルカーディルは,コーヒーについての知識をまとめた一書をものしてコーヒーを賛美した。その手写本は,ルイ14世によってトルコからフランスに移され,コーヒーの来歴を伝える唯一の文献として,現にパリのビブリオテーク・ナシヨナルに所蔵されている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」