アマル・クッド(読み)あまるくっど

世界大百科事典(旧版)内のアマル・クッドの言及

【去勢】より

…また古代ペルシアをはじめオリエント世界の宦官(エウヌック)は,後宮の看視役をも果たした。 このシュメールの去勢奴隷は,アマル・クッド(去勢牛)と呼ばれ,これは本来馴致(じゆんち)された耕作用の去勢牛を指す言葉である。また地中海地域には古代より,追随性のあるヒツジ群行動の統御のため,去勢され訓育をうけた誘導雄ヒツジの利用があり,牧夫と管理される群れの中間にあって,牧夫の命令をきき分けるものとしてのあり方は,支配者と人民の仲介的存在として,支配者の意を伝える宦官に通ずるところがある。…

※「アマル・クッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android