インスティチューショナリズム(読み)いんすてぃちゅーしょなりずむ

世界大百科事典(旧版)内のインスティチューショナリズムの言及

【制度学派】より

… このような状況にあって,個人主義的かつ静態論的な新古典派の経済学は時代の関心をよく満足させるところではなくなった。これに加えて,ソーシャル・ダーウィニズムの社会観やプラグマティズムの認識論の影響もあって,アメリカに特有のインスティチューショナリズムつまり制度主義の経済学派が成立したわけである。その先史としては,R.T.イリーやJ.B.クラークといったドイツ歴史学派の洗礼を受けた経済学者の仕事を挙げることができるが,制度学派を確立したのはT.ベブレン,J.R.コモンズそしてW.C.ミッチェルである。…

※「インスティチューショナリズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」