ウィラメット・バレー(読み)うぃらめっとばれー

世界大百科事典(旧版)内のウィラメット・バレーの言及

【アメリカ合衆国】より

…両山脈とも東側斜面は比較的乾燥しているが,西側は降水量が多く,ダグラス・ファーやマツ類の森林資源に恵まれ,豊かな水資源は発電や灌漑に利用されている。 両山脈の西にはウィラメット・バレー,セントラル・バレーなどの肥沃な谷があり,果物や野菜の栽培が行われる。この地域は主として地中海式気候で,海岸沿いの細長い地域は,沖合から吹く偏西風のため,一年を通じて快適な気候である。…

【オレゴン[州]】より

…州面積の約半分が,州木であるダグラスモミやツガ,レッドウッド,トウヒなどの森林でおおわれ,豊かな森林資源を背景に,製材をはじめパルプ,合板,家具製造などの産業が州経済の中心をなしてきた。州人口の9割近くがカスケード山脈の西に存在し,とくにコースト・レーンジズ山脈との間には州の中枢をなすウィラメット・バレーが広がり,州人口の7割を擁して農業が盛んである。この地域の開拓は1834年に始まったが,43年以来オレゴン街道を通って多くの植民者が入植した。…

【セーレム】より

…人口11万6000(1994)。肥沃な農業地帯として知られるウィラメット・バレーのほぼ中央部に位置し,果物・野菜などの農産加工,食肉加工,製紙,木製品などの工業が発達する。1840年メソディスト派宣教師がインディアン教化のためにウィラメット川に臨んで定着した。…

※「ウィラメット・バレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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