ウスペンスキー聖堂(ウラジーミル)(読み)うすぺんすきーせいどう

世界大百科事典(旧版)内のウスペンスキー聖堂(ウラジーミル)の言及

【アンドレイ・ボゴリュプスキー】より

…在位1157‐74年。父ユーリー・ドルゴルーキーの公位を継ぎ,まず古くからの中心都市で貴族の勢力が強いロストフ市にあった公国の首都を,祖父ウラジーミル・モノマフの時代に建設されたウラジーミル市に移し(1157),ウスペンスキー(聖母昇天)聖堂を建立して首都としての充実を図った。自らは市の近傍のボゴリュボボ村に居住していたので,ボゴリュプスキーとよばれた。…

【ウラジーミル】より

…ロシア連邦,ヨーロッパ・ロシア中央部にある同名州の州都。人口35万6000(1992)。モスクワの北東190km,モスクワとニジニ・ノブゴロドを結ぶ中間点,クリャズマ川(オカ川の支流)河畔に位置する。市の歴史は,ウラジーミル・モノマフが1108年,この地に要塞を築いたのに始まる。57年アンドレイ・ボゴリュプスキーがここをウラジーミル・スーズダリ公国(〈ウラジーミル大公国〉の項参照)の首都とするに至って特に発展し,すでに衰退しつつあった当時のロシア(キエフ・ロシア)の首都キエフと対照的に,大きな政治的意味を獲得してゆく。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」