エレキ(電気)(読み)えれき

世界大百科事典(旧版)内のエレキ(電気)の言及

【エレキテル】より

…江戸時代に蘭学を通じてもたらされた電気知識で,本来は摩擦起電機の意。オランダ語のelektriciteitがなまってエレキテル,さらに簡略化されて俗にエレキともいわれた。18世紀前半のヨーロッパで摩擦起電機やライデン瓶が発明され,電気ショックで人をおどろかせる見世物や遊び道具として人気を得たが,この知識が日本にもたらされ,後藤梨春(1702‐71)が《紅毛談(オランダばなし)》(1765)にはじめてエレキテルを紹介し,平賀源内は1776年(安永5)にはじめて蓄電器つきの摩擦起電機をつくった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」