オランダシャクヤク(読み)おらんだしゃくやく

世界大百科事典(旧版)内のオランダシャクヤクの言及

【シャクヤク(芍薬)】より

…例えばおしべがやや花弁状に変わった金蕊(きんしべ)咲き(イラスト)や翁咲き(イラスト)から,完全に花弁に変わった冠咲き(イラスト)や手毬(てまり)咲き(イラスト)など,また内側の花弁数が増加した半バラ咲き,バラ咲きなど八重化の進んだ花形まである。 西洋では,南ヨーロッパから西アジアにかけて分布するオランダシャクヤクP.officinalis L.(英名common peony)や,ヨーロッパからカフカスに分布するホソバシャクヤクP.tenuifolia L.(英名fringed peony)などから園芸化された品種が昔から栽培されていたが,それよりも草丈も高く,花も豪華な前記のシャクヤクが,19世紀初頭に導入されて以来,それが園芸品種の主流をなすようになった。 シャクヤクは寒さには強いが,暑さにはやや弱いので,暖地では作りにくい。…

※「オランダシャクヤク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」