世界大百科事典(旧版)内のオリベッティ[会社]の言及
【イブレア】より
…人口2万7694(1981)。アルプス南麓にあり,その起源はローマ時代にさかのぼるが,20世紀初めにオリベッティ社が設立されてから急速に工業化,都市化が進み,人口も急増した。多様な工業が集中している今日も同社との関係は深く,その社員住宅や厚生施設等は,この市の都市計画を主導する形で建設され,企業と地域社会の関係のひとつのモデルを提示している。…
【ピエモンテ[州]】より
… 工業は,19世紀にビエラの毛織物工業をはじめとする北部丘陵地域での繊維工業が,豊富な水力を背景にして,この地方の工業化に先鞭をつけたが,19世紀末に設立されたトリノのフィアット社は南イタリアから流入する労働力を吸収して,とくに第2次世界大戦後の成長が著しい。イブレアのオリベッティOlivetti社の事務用機械の生産も重要である。機械金属および自動車工業とその関連部門が州の工業生産の約半分を占めるが,トリノ県への工業集中の傾向が強く,この1県で州の工業従事者の約60%を擁している。…
※「オリベッティ[会社]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」