カヌーヌ・デウシルメ(読み)かぬーぬでうしるめ

世界大百科事典(旧版)内のカヌーヌ・デウシルメの言及

【デウシルメ】より

オスマン帝国政府が支配下のキリスト教徒,具体的にはアルバニア,ギリシア,ブルガリア,セルビア,ボスニア,ヘルツェゴビナ,さらにはハンガリー方面のキリスト教徒農民の男童・少年を対象として,〈カヌーヌ・デウシルメ〉と称する特定の法規に基づき,所定の手続をふんで,定期的に一定人数の徴用を行う制度。徴用目的は将来オスマン王家に専従・奉仕する宮廷使用人や,吏僚ないしイエニチェリ軍団の要員を補充するための必要措置であった。…

※「カヌーヌ・デウシルメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」