カー・ダイク(読み)かーだいく

世界大百科事典(旧版)内のカー・ダイクの言及

【フェンランド】より

…こうした平地に周辺丘陵からグレート・ウーズ,ネン,ウェランド,ウィザムなどの諸河川が流入し,蛇行しながらウォッシュ湾に注ぐため洪水の危険が高く,もとはイギリス最大の沼沢地帯となっていた。 先史時代にはケルト系イケニ族の領域であったが,ローマ時代になって開発が試みられ,リンカンからピーターバラに至る長大な水路(カー・ダイクCar Dyke)や,中央部を横断する堤防道路(フェン・コーズウェーFen Causeway)などが建設された。しかし中世には再び荒廃して,ヨシなどの水生植物,野鳥,ウナギなどに富み,マラリアも頻発した。…

※「カー・ダイク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」