ガーナ(インド)(読み)がーな

世界大百科事典(旧版)内のガーナ(インド)の言及

【サーマ・ベーダ】より

…このベーダはかつて一千派に分かれていたと伝えられるが,現在は3派のものが文献として残っている。本集〈サンヒター〉は,賛歌の歌詞のみを収録した〈アールチカārcika〉と,特殊な符号で旋律を示し,かつ歌唱に際しておこる音節の長短,反復などを示した〈ガーナgāna〉とに分かれる。賛歌の歌詞そのものは《リグ・ベーダ》から採録したものがほとんどで,独自のものはきわめて少ない。…

【仏教音楽】より

…賛歌の詩句の間に,〈あー〉とか〈はーい〉とかの音節が挿入され,単語ごとに繰り返されたりもする。これらの歌はガーナgānaと呼ばれ,現在三つの楽派によって伝承されている。
[釈迦と音楽]
 釈迦自身は音楽的活動をいっさい行わなかった。…

※「ガーナ(インド)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」