ギュムナシウム(読み)ぎゅむなしうむ

世界大百科事典(旧版)内のギュムナシウムの言及

【学校建築】より

…近代以前の学校は,大学を除けば,多くは他施設(教会や修道院,王宮,兵営など)に付随し,独立した場合でも,他用途の建物を転用するかその形式や手法を借用して造られたものが多かった。
【ヨーロッパにおける変遷】
 古代の建築で学校として用いられたものには,ギリシアやローマなどでパラエストラpalaestraあるいはギュムナシウムgymnasium(ともにラテン語)と呼ばれたものがある。いずれも本来はレスリングの訓練などの体育施設で,柱廊に囲まれた運動場と,その周囲に浴場や更衣室,談話室等を備え,運動の合間には柱廊の一隅や談話室などで修辞法や哲学の談義が交わされる習慣があり,しだいに学校的な性格を強めていった。…

※「ギュムナシウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android