世界大百科事典(旧版)内のクライス,P.の言及
【蛍光増白剤】より
…近紫外部の光を吸収し,青紫の蛍光を発する染料。1929年クライスP.Kraisがセイヨウトチノキの樹皮抽出物から得られた6,7‐ジヒドロキシクマリンの配糖体で白布を処理して輝いた白さを得たことが始まりである。工業的には40年にドイツのイーゲー・ファルベン社でスチルベン系蛍光増白剤が開発され,今日まで染料の新しい分野として発展してきた。…
【染料】より
…例示したC.I.Disperse Blue 60は,ポリエステル繊維の場合,耐光堅牢度7~8級,洗濯堅牢度5級,昇華堅牢度5級である。(8)蛍光増白剤 この部属の歴史は古く,1929年にクライスP.Kraisがセイヨウトチノキ(マロニエ)の樹皮抽出物で白布を処理すると輝かしい白さが得られることを発見した。合成染料として工業化されたのは36年ころで,日本では48年ころから開発が進められた。…
※「クライス,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」