世界大百科事典(旧版)内のクレーローの逆説の言及
【重力】より
…この定理で注目されるのは,重力扁平率βと幾何学的扁平率fの和はほぼ5/2mに等しく一定であるということである。このことから,地球の形が球に近くfが小さいほど,βは大きくなる,すなわち赤道・両極間の重力差は(小さくなるのではなく)かえって大きくなくてはならないという有名なクレーローの逆説が帰結されるのである。
[正規重力]
上式で表されたγは地表の重力の平均的な分布を与えるものとして正規重力と呼ばれる。…
※「クレーローの逆説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」